いじめだけじゃない?子供の自殺の原因 | いじめの中での教育

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いじめだけじゃない?子供の自殺の原因

子供の自殺の原因は、やはりいじめと思われがちです。メディアでも大きく取り上げられていることもあり、非常に印象が強いでしょう。しかし、ある調査によると子供の自殺の原因のトップは違う理由なのだそうです。

小中学生の自殺の原因のトップは学業不振

警視庁が発表している資料によると、未成年の自殺の理由の多くが学業不振。小中学生だけでなく高校生や大学生にも多く見られ、その次に多かったのが家族の叱責でした。ちなみに問題となっているいじめなどの友人との不和による自殺は,小中学生がもっとも多く、高校生、大学生となるとほとんどが原因ではないという結果となっています。

このように、子供が勉強していく中で与えられるプレッシャーというのは相当なもので、それにともなって家族からの期待や叱責といったことも,大きく自殺に影響していると言えます。いい学校に入れるために塾に通わせ、応援することが必ずしも子供のためにはならないと言える結果ですね。

さらに最近小学生を中心に増えている原因が、入試の悩み。受験の低年齢化が進んでいることもあり、小学生のころから本格的な受験勉強をしている子供が非常に多いのだそうです。しかし,中学受験を自ら希望する子供は実のところ少なく、親のすすめで何となく受験という道を選んでしまい、そのプレッシャーに負けてしまうことも少なくはないのだとか。

子供の進路や受験に関して親が強制することは,今も昔もあったようですが、最近では子供が望んでいないのに強制的に受験をさせることは,虐待に近いのではないかとの声もあがっており、問題となり始めています。中学受験させようと考えている親御さんはぜひ今一度、子供自身の気持ちを確認してみてはいかがでしょうか。

親が決定打になることも

勉強で思うような結果が出ず、落ち込むことは多かれ少なかれ誰しも経験していることでしょう。ですがそれが直接、自殺という発想に結びつくことはあまりないはずです。ではどうしてそんな理由で自殺をしてしまうのか。それはやはり親をはじめ、家族が大きく影響しています。

勉強や受験を好き、という人はあまりいないはずですから,努力を続けていくことはやはり苦痛ですし結果が出なければなおのことつらいはず。しかしそんなときに家族が支えになってあげれば、もう少し頑張ってみよう、努力してみようという気持ちになります。しかし,子供に対する期待があまりに大きすぎるがために,「どうしてこんな成績しかとれないの?」と励ますどころか責める親が,非常に多いのだそうです。中には、それが自殺の決定打となってしまったケースも少なからずあるようですよ。

確かに塾や家庭教師など、決して安くはない金額を払っているのですから,それ相応の結果が出てほしいと願うのは当然でしょう。ですが,いちばん結果が出ないことに悩んでいるのは本人なのですから、そこは親としてサポートに徹してあげてください。いわゆるスランプなのかもしれませんし、塾や家庭教師の教え方が子供にあっていないのかもしれません。なぜ?どうして?と子供を責める前に、まずはそれを受け入れてあげてください。そうすれば勉強に悩み、自殺する子供の数はかなり減らせるはずです。

子供の自殺、というのは親にとって最もつらいことです。さらに原因が親だったとなれば、後悔してもしきれないでしょう。そんな結果を招かないためにも、子供の気持ちをしっかりと受け止められる大きな器を持つよう心がけてください。