Category : 叱り過ぎる親の過干渉が子供をダメにする

非行の原因は、親の過干渉?

子育ては忍耐だ、とよくいわれます。何事も忍耐強く子供を見守り、必要以上に手助けをしないことで自立心を芽生えさせたり、子供自身が努力することの大切さに気付いたりするということなのですが、実際はなかなか難しいものですね。確かに何でも子供にやらせればいいのでしょうが、忙しい毎日、そんなにゆったりと待っていられるわけではありません。ついつい何でも手助けしてしまいがちですが、そのクセはできるだけ早いうちに直しておきましょう。過干渉は子供を非行へと走らせる原因になりかねないからです。

過干渉で子供の居場所がなくなる?

先日、テレビで少年院に入所している少年たちの特集を放送していました。そのなかのひとりが非行に走ったきっかけとして語っていたのが、親の過干渉です。親には多い、「勉強しろ」から始まり、生活習慣や子供の趣味にまであれやこれやと口を出していたのだそう。そのため自宅ではくつろぐどころか、イライラがたまってしまうため自然と夜も外出するようになり、結果悪い仲間ができ、非行へ。もちろん親に全ての責任があるわけではありません。いちばんの責任は彼自身にあるかもしれませんが、もし親の過干渉がなく、居心地のよい家であったなら少年院に入ることはなかった可能性もある、とも考えられますね。

このように、親の過干渉によって家に居場所をなくしている子供は大勢います。幼少期ならば親の支持も素直に受け入れるのでしょうが、思春期に入り子供なりの考え方が確立されてくるとやはり反発を招き、衝突の原因に。その結果居場所をなくしてしまう、ということは少なくありません。そのため子供が思春期に入り、自分の考えを主張するようになったのならできる限り尊重してあげるようにしましょう。もちろん毎日夜遊びしたい、というような主張は却下すべきですが、そうしたもの以外なら耳を傾ける姿勢を見せてあげてください。

ときには見守ることも、親の務め

では子供から居場所を取り上げないようにするためには、どうしたらいいのか。いちばんは口も手も出さず、見守ることです。多少生活習慣が乱れても、成績が落ちたとしてもグッと我慢して見守ること。生活習慣の乱れ、成績の落ち込みはおそらく子供自身がいちばん痛感しているでしょう。しかしそれの対策をするよりも、楽しいことがあるとつい子供はそちらに流されてしまいます。その結果、おそらく成績はどんどん落ち、生活習慣はさらに乱れていくでしょう。もしかしたら進学できる学校がない、といわれるほど成績が落ち込む可能性もあります。親はそれがわかっているからこそ、つい過干渉になりがちですがこればかりは子供自身が自覚をして、改善しようと思わなければどうにもならないのです。親としては心苦しく、ある意味賭けのようなものではありますが子供自身が気付くまで、忍耐強く待ってみてください。

ただそのあいだ、いつ子供が気付いてもいいように準備はしておきましょう。例えば成績を盛り返すために通わせる塾や家庭教師などを探したり、朝だけはきちんと起こして生活習慣が夜型にならないようにしたり。どこまで手を出していいものか、親として悩むところではありますが昼夜逆転の生活にさせず、毎日学校に通わせることだけは最低限手を出してあげましょう。それ以上はあまり口や手を出さず、極力見守るようにするのがおすすめです。

親としては子供に苦労をさせたくない、将来困らないようにしてあげたいという一心なのでしょうが、あまりの干渉は子供にとって、とくに思春期を迎えた子どもにとっては苦痛となります。あまりに小言やお説教が多いと、やはり家に帰りたくなくなってしまいますので、ある程度は見守ることも必要。いつまでも子供は子供ではない、と意識しながらぜひ居心地のいい家にしてあげてください。

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