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母親だけが親ではない

夫婦がそろっている家庭でも、子育ての主導はやはり母親であることが多いでしょう。最近はイクメン、という言葉が普及して子育てに積極的に参加する父親も増えてきましたが、やはり子育てをサポートする、というスタンスばかりなはず。しかも大抵の家庭では両親が揃っているにもかかわらず、母親だけが親であるという認識なことが多いですね。そのため子供の失敗は、母親の責任ということになりがち。

ですが父親も、親であることには変わりありません。母親だけに親であることを任せ過ぎてしまうと、将来後悔する結果になるかもしれません。

世の母親は、孤独である

最近は少しずつ変わりつつあるものの、昔から日本では子育ては母親がするもの、という考えが強くありました。確かに子供をお腹に宿し、出産する母親は子供といちばん近い距離にいることは間違いありません。

どんなに子育てに関わりたくとも、妻子のために仕事をしなければならない父親が主導で子育てを行うことは難しいでしょう。ですが日本の場合、その傾向がとても強く、母親と子供がまるでセットかのように考えている人が本当に多いです。「子育ては妻に任せておけば大丈夫」と安易に考えている父親も、多いのではないでしょうか。

しかし現代の母親たちの多くは、孤独を抱えているといわれています。核家族化で近くに頼れる親類もいない、近所付き合いをしなくなったことで近所に顔見知りもいない。こうした状態で、毎日子供と家のなかという密室で育児を行う母親が本当に多いのだそうです。とくに出産や結婚を機に引っ越しをし、知り合いが全くいないような土地で子育てをしている母親に多いそうです。しかも唯一の心のよりどころである父親は、仕事で疲れているからと愚痴も聞いてくれない。

こうしてどんどんと孤独感を膨らませていった先に待っているのは、ウツなどの心の病です。とくに出産後すぐはホルモンのバランスが大きく崩れるため、一時的に精神状態が不安定になります。一過性である程度時間が経てば自然におさまっていくのですが、最近はそのままウツを発症してしまう母親が増えているのだとか。しかも残念なことに、父親の方は母親がウツを発症するほど思いつめるまで、母親がストレスフルであることに気付いていないケースも多いんだそうです。

物理的ではなく、精神的に子育てに参加を

こうした母親の精神的な負担を軽くするためには、父親の関わり方がとても大切です。仕事が忙しく、子供の世話ができないなら精神的にサポートしてあげるようにしましょう。女性の場合、その日あったことを誰かに話すだけで多少ストレスが発散できます。仕事で疲れていて、正直母親の話を聞くのが面倒だと感じたとしても、耳を傾けてあげてください。それだけでも、かなり母親の精神的負担は軽くなるはずです。

子育てというと、どうしても子供との関わり方を考えてしまいがちですが、あなたが父親の立場なら、母親との関わり方も子育てのひとつ。やはり母親が毎日イライラしている家庭は、子供にとってよくありません。どんなに父親が子供にフォローをしても、母親と一緒にいる時間の方が長いのですから、影響がないということはないでしょう。将来、母親が自分を追い詰めすぎて心の病を発症したり、子供が大人の顔色ばかりうかがう、自信のない子にならないためにも今一度、家族との関わり方を見直してみてはいかがでしょうか。