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親子の会話を増やす

子供が犯罪に巻き込まれないためになにより大事なのは、やはり親子の会話です。会話をするだけで子供の交友関係や行動範囲など、様々な情報を聞くことができます。さらには,信頼関係を深める最適な手段ともなりますので、ぜひ子供の話は積極的に聞くようにしましょう。

親子の会話が増えると?

子供を犯罪から守るために親子の会話、といっても他愛もない会話からなにがわかるのか,と疑問に思う人もいらっしゃるでしょう。しかし、他愛もない会話からでも様々なことがわかるのです。

たとえば,今まで頻繁に出てきた友達の名前が,ある日を境に全くでなくなった場合は、大きなケンカをしてしまったとか、いじめが関係しているのかもしれません。ほかにも遊ぶ場所が繁華街ばかりになり、相手の名前をにごすようになったら,恋人ができたのかもしれませんね。また、急に誰とどこで遊んできたかを言わなくなったり、頻繁に携帯が鳴って外出する機会が増えてきたりすると,よくない傾向かもしれません。注意しておくべきサインのひとつとなります。

会話や行動の端々から子供の状況を推理するなんてまるで探偵みたい、とお思いかもしれませんね。ですが子供は、大人が対処しなければいけない事態になればなるほど,親には隠そうとするものです。それは心配をかけたくないからというのもありますし、怒られたくない、学校にばれたくないといった様々な気持ちがあります。ですが2015年に起きた、川崎での中学生殺害事件のような結果になってしまっては,取り返しがつきません。些細なシグナルでもしっかりとキャッチできるよう、親は常にアンテナを張り巡らせておく必要があるのです。

親子との会話で築く信頼関係

親子の会話は,子供の状況を知るための手段だけではなく、家族として信頼関係を築く上でとても大事なことです。日頃からどんなことでもきちんと話を聞いてもらえる、と子供にわかってもらうことで,困ったときのよりどころとなります。本当に大変な事態におちいってしまい、どうしようもなくなったときに頼れる存在こそ親というもの。

同時に、どんなときでも味方であるべき存在でもあります。子供の話を聞き、理解を示す姿勢を見せることで,子供は親を信頼し、困ったときは頼ろうと思ってくるはずです。そうしておけば、いじめでどうしようもなく追いつめられてしまったときや,犯罪に巻き込まれそうになったときも,未然に防げるのではないでしょうか。

仕事や家事で忙しい中,とりとめもない子供の話を聞くことは、ときに面倒に感じるかもしれません。しかし、その面倒こそ子育てのひとつだと言えるのかもしれません。いくら親でも,子供の考えていることを一から十まで全て把握することはできませんね。そのためにも、日頃の会話が子供のことをより深く知る手立てになるはずです。

親の共働きや核家族化がすすむと同時に増えてきている、未成年が犯罪に巻き込まれるケース。時代の流れ、と言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、親が忙しくなればなるほど,子供が置き去りにされているのもまた事実です。仕事、家事、介護などいくら時間があっても足りない時代ではありますが、ぜひ1日のうち少しだけでも、子供の話に耳を傾けるようにしてみてください。ときにそれが、子供にとって大きな救いになることもあるのです。